この度Qの新店舗立ち上げを機に、
神戸,東京に店を構る”SPEAKEASY"の山村氏とタッグを組み
”Gold hummer smith”を発表させて頂く運びとなりました。
まず経緯をお話ししますと、その道の極みスピークさんの概念から説明させて頂こう。
ヴィンテージアイウェア専門店「SPEAKEASY」の根底にある考え方はシンプルに“良いものも提供する” という考えの元にある。20年近く何万本といった様々なフレームに触れてきた氏が選ぶ本質を突いた最高のヴィンテージフレームとは何か、
それは「40-50年代のフランス製セルフレーム(FRAME FRANCE)」に「20-30年代のアメリカ製メタルフレーム」であると語る。これらのフレームのクオリティは現代の技術で真似する事は出来てもやはり当時の物を超える事は出来ないほど完成された芸術品と呼べるものだと。
今回“Gold hummer smith”を立ち上げた理由は、まずその中でもアメリカの20−30年代の素晴らしいフレームに着目し、1本しか現存していないであろう幻のフレームや当時の技術が詰まった秀悦なデザインを最高の技術に最高の材質を使いアップデートし、芸術品とも言えるヴィンテージを超えるものを、という極めて純粋な“良いものを造りたい”という願望である。
20年代のアメリカは大恐慌時代、職を失いつつあったジュエラーは眼鏡に細工(彫金)を施す事によってその職を守られ、そのようなフレームは非常に評判が良く、たちまち眼鏡に彫金を施すという一つのトレンドになったという歴史がある。
その危機迫る時代背景の中、必死に造り出された最高とも称されるプロダクトの眼鏡と文化に、私たちはリスペクトしつつ超えたいと思った。
ゴールド、プラチナを贅沢に用い、ヴィンテージを知り尽くし得たこそのミリ単位でのサイズ調整、国内随一の彫金職人との出会い、考えに考え抜き長い構想期間と準備を経て、ようやく当時のヴィンテージ を超えるものに辿りつきました。
如何でしょうか。。
正直とんでもないレベルに仕上がってます。まず今回01に選ばれたモデルは
通称樽型 "Donkey" ドンキー。 オリジナルも勿論、長年やってるヴィンテージ眼鏡店、トップコレクターがこの1本しか見た事がないスーパーレア種と言うレベル。
角が全て山型に付き合わせており、四角では無く樽型。完全に蔵人好みのデザインではあるが、何本もヴィンテージ眼鏡をこなしてこないと良さはわからない程マニアックなデザインかもしれない。
ただその珍しい樽型からの荒々しくも陰影がある彫金の美しさ、サイズ感、重み、フォルム、仕上げ、全てにおいて最高に素晴らしい出来栄え。二人で超えましたね!と泣きながら熱い抱擁を交わしました(嘘です) まぁそれくらいの空想シーンでした。
正直このレベルですのでお値段もぶっとんでますが、その辺の金無垢の眼鏡と比べたら本当に安いと感じていただけるかと。
勿論数はほとんど御座いません。煽るつもりではないですが、今後の受注オーダーも生産がかなり難しいと言う事で定かではありません。(完全に職人に嫌がられるやつです)
是非、縁があればご覧になって下さい。
「超えられないものを超えたい」
Gold hummer smithの狙いは、まさにそこにある。
是非私達が生み出す至高のジュエリーをご覧下さいませ。
Gold hummer Smith,
M&M,